子どもの矯正

矯正治療は、歯並びや咬み合わせを整える治療です。子どもでも大人でも受けられますが、治療方法やメリットは年齢によって異なります。当院では、大人の治療だけでなく、子ども向けの矯正治療も行っています。
子どもの矯正は根本的な矯正治療
歯並びや噛み合わせの悪さは遺伝だけでなく、悪い癖や習慣が原因になることも多いです。これらを放置するとますます悪化し、顎の変形なども引き起こすことがあります。子どもの矯正では、成長に合わせて顎の成長をコントロールしつつ、簡単な装置を使って永久歯の歯並びを理想的な位置に整えます。
第1期治療 | 乳歯と永久歯両方に対する治療で、成長期を利用した治療を行います。 |
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第2期治療 | 歯1本ずつに装置を付けて、根元までコントロールしながら完成系の嚙み合わせを作ります。 |
矯正装置の種類
床矯正

床矯正は、歯が重なっている場合に行われる治療で、歯列を側方に拡大して改善していきます。特徴は、4日に1度のペースでネジを回し、少しずつ歯列を改善することです。
一装置につき通常は3ヶ月半ほど装着し、何度か交換しながら進めます。成長期のお子様が主に利用する矯正装置で、成人矯正にも適応できます。
メリット
- 顎の成長を確認しながら矯正ができる
- 抜歯、手術などの大掛かりな治療を回避しやすい
デメリット
- 矯正治療の合計期間が長くなりやすい
- 健康保険の適用ができない
ワイヤー矯正(表側矯正)

ワイヤー矯正は一番よく行われている矯正方法で、成人矯正(永久歯に全て生え変わってから行う矯正)の一つです。歯の表側一つ一つにブラケットと呼ばれる装置をつけて、ブラケットをつなぐようにワイヤーを通し、ワイヤーが引っ張る力で歯並びを整えていきます。もっとも実績があり、オーソドックスで、適用範囲が広いのが特徴です。
メリット
- 幅広い症例に対応できる
- 歯を動かす力が長く持続する
デメリット
- 見た目が目立つ
- 口の中が傷つくことがある